戦前より日本製の生地を扱い、アロハシャツの歴史において大きな役割を果たしてきたブランド、S?ハタ商店。日系の生地コンバーターでもあった同社は日本の大手生地商社「市田」と手を組み、日本製のシルク羽二重、レーヨン壁縮緬、綿、ポリネシア・プリントなどの生地を輸入して、当時のハワイのローカルブランドであったハレ・ハワイ、トロピカーナ、マリヒニなどに卸売をしていた。また自社でもオリジナルのデザインを日本へ発注し、多くの個性的なデザインを世に残している。
今回、再復刻となったこの作品もリクエストが絶えない人気の柄。雄大にそびえ立つ富士山をバックに、己を誇示するかの如く翼を広げる鷹。その傍らには茄子(なすび)も描かれている。ハワイに渡り厳しい状況で生活していた当時の日系移民たち。彼らは日本に想いを馳せ、縁起物を好んで身につけていた。その文化を象徴する、まさに歴史を語る一着。
襟元につくラベルは「S.HATA SHOTEN」に漢字の「畑」の文字がデザインされた初期のもの。繊細なタッチで描かれた巨大な鷹を前身頃で柄合わせしており、非常に贅沢な仕様となっている。本作は1950 年代前期に富士絹(シルク)で製作されたオリジナルを元に復刻しているが、ヴィンテージでは他にレーヨン・フジエットやレーヨン壁縮緬で作られた同柄のシャツも確認されている。
- Detail 商品詳細
- 素材: 富士絹(シルク)
プリント: オーバープリント
デザインパターン: ホリゾンタル・パターン
ボタン: ココナッツボタン
SIZE CHART(cm)
※デザインや素材ごとにサイズ感は異なります。
※サイズについてご不明な点はお問い合わせ下さい。